北欧ダダイスト

スウェーデン留学ログ

個人主義的な価値観

こんちわ。もう留学生活も7ヵ月がすぎた。はやすぎ。

 

Peace and Developmentも今のところ落単せずになんとかやってきてるけど、なかなかきつくなってきた。

今やってるPeace and Development 2に比べたら前セメスターのコース1は簡単だったけど、それでも結構勉強しないと追いつけなかった。

もちろんコース2になってからは内容もただの知識詰め込みじゃなくて、今まで学習してきた思想、理論、ケーススタディをどう諸問題に当てはめていくのかっていう応用演習が主になってきた。

そして7ヵ月経ってもなお言語面においては圧倒的なハンデを感じる。多い時は1日70p分のリーディングを土日休日返上で読み込んでいくという、ゆとりにはちょっときつい分量。

 

そんな感じで過ごしてきたんだけど、今までは周りの遊んでいる友達を見て「なんで俺だけこんなに頑張らなきゃいけないんだ」って思ってた。

スウェーデンの大学は比較的ゆるいという評判で、周りの友達も毎日課題に追われてる印象はない。実際こんなゆるくていいのかな~なんて言ってる人もいた。

 

留学の前半4ヵ月は、この周りとのギャップによるストレスで相当病んだ。

留学って楽しいというよりかは寧ろ、試練やな、という感じ。

 

だいぶ悩まされていた割に、最近はほとんど気にしなくなった。たぶん、スウェーデンの価値観に染まってきたかもしれないからって思ってる。

 

その価値観っていうのは、「その人にとっての充実した1日とは何か」というもの

 

全員が全員そうではないことはもちろんわかるけど、日本人の価値観ってどちらかというとサバイバル志向を持ってる人が多い。どこの大学を卒業しただとか、肩書は何だとか、社会の中で自分がどのような地位にいるのかということを価値観の基準にする傾向が強い。

しつこいようだけど、日本人が全員そうであるわけじゃない。ただ、全体としてそういう傾向が強いことは事実だし、世界価値観マップっていう研究でもそのことは証明されている。

 

その真逆に位置するのがスウェーデンの価値観。個人主義が徹底しているから周りと比較して自分はどうだとか、みんながこういう所に価値を見出すなら自分もそれに倣うということがほとんどない。ヨーロッパの国はこういった個人主義的な傾向が強いんだけど、スウェーデンは特に「自分の人生は自分の価値観に従って生きる」、という特色がある。

 

自分はもともと個人主義というか、孤立主義というか、あまり人目は気にしないで生きてきた、って思ってた。

でもスウェーデンでの生活を通して、自分が思っていた個人主義はただの利己主義だということに気が付いた。人目は気にしないとは言っても結局人の評価が気になるし、自分の意見をつぶして他人に同調する。

日本社会でずっと過ごしてきたからこういう傾向になっていくのは必然だけどね。(そしてこのことが必ずしも悪いことではない)

 

その利己主義的な自分に気が付いてから、スウェーデン個人主義的価値観、つまり他人との比較ではなく、自分の考え・感情に重きを置いて生活するようになった。

 

日本の価値観を捨てたわけではなく、スウェーデンの価値観を取り入れたといった感じ。

 

なんでこの価値観の広がりが変なサボり癖につながったのかというと、逆に今までは他人を気にして神経過敏に頑張りすぎていたということに気が付いていなかったから。人目を気にして、これくらいはやらなければ情けないだろう、リーディングもこれくらい読み込まなければプライドが保てない、というモチベーションで勉強していた。

 

それが、あくまで自分のために勉強しているのであり、それに対する他人の評価はまったく気にしなくていいという考え方に変わってきた。もちろんグループワークでしっかり貢献もするし、課題としてだされた分量はしっかり読み込む。ただそこに他人の目線という邪念を持ち込まない。

日常生活でも、自分が正しいと思ったことはしっかり遂行して、主張すべき時にはしっかり意見を言い、他人の生き方は他人の生き方で尊重する。これが個人主義的価値観。

 

まだ完全に他人の目を気にしなくなったわけではないけど(それはそれで問題)

今までより自分に自身が持てるようになったし、ストレスに悩まされて病むことも少なくなってきた。

 

こんな感じで勉強しても何か将来役に立つのか、って思ったことは何度もあるけど、この気づきが得られただけでも大きな財産だと思う。

 

 

 

 

というたわごとでした。

にんげんだもの

 

 

Sota