北欧ダダイスト

スウェーデン留学ログ

これぞリベラル。ペニス博物館に行ってきた@アイスランド

歳をとると、知らず知らずのうちに思考パターンが固まっていくらしい。

よく自分の価値観だけですべてを押し通そうとする人っているけど、周りの人からしたらただの迷惑だよね。ひとりひとり考え方は違うんだからお互いの価値観を尊重しないと

 

そういう意味で自分を持っているだとか、芯があるっていうのは、怖くもある。悪く言えば頭の中がゴリゴリに固まってるっていうことだしね。

「若いうちに色々経験しとけ」っていう文句は、「今自分が持っている価値観は常に疑い、破壊し続けろ」っていうことだと思ってる。

 

 

なんてくそまじめに書いたけど

アイスランドにあった博物館が面白かったので紹介したいだけです

 

1月にアイスランド共和国に行ったわけなんですが

その首都レイキャビクには「ペニス博物館 (The Icelandic Phallological Museum)」というアバンギャルドな博物館があります。

最近メディアでよく紹介されてるから知名度はある程度あるんじゃないかな

 

その名のとおり、世界中のペニスがこの博物館に集結しているわけです。

この先写真をばんばん載せていくので見たくない人は閲覧お控え下さい。。

 

まず、この博物館がある場所なんですが

 

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ここらです。

博物館の斜め左上にあるHverfisgataという通りがレイキャビクのメインストリートで、その端から歩いてすぐのところ。

つまり堂々と都心にあるわけです。なんという勇ましさ

 

 基本的に無休で、営業時間は10時~18時。

入場料は1500ISKなので、現在のレートで約1540円ですね。アイスランドでは頭の中で通貨換算しなくても大丈夫なので便利です。ちなみにカード払いもできます。

 

 

 

では現地の様子を

 

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はい。入口はこんなんです。この写真は控えめだけど、外からもペニスの主張が激しい。まずこの付近まできて博物館を見失うことはないと思うので安心して下さい

 

 

中に入ると

 

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笑。

石が巧みに置かれてますね

博物館っていうくらいだから結構まじめな場所だと思ってたけど、このオブジェを目にして疑いが入る

 

受付には職員の方がひとりいただけ。

朝早い時間帯に行ったのであまり混んでおらず、すいすい支払いを済ませる。

博物館に関する資料集みたいなものも閲覧中に利用できます。

 

 

ということで閲覧スタート

 

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おそらく魚類

 

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これもおそらく魚類

 

まず、その量に圧倒される。

 

魚類、犬、小動物、馬、、、

展示してるペニスの幅に本気度を感じる。

ゲシュタルト崩壊しそう

 

でも、ずっと見てると案外慣れてくるもんですね。いや慣れたらまずな

 

 

そして

博物館には実物のサンプルだけではなく

 

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大き目のテレフォンがあったり

 

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ボギーしそうなゴルフクラブがあったり

 

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飼育していたり

 

 

ペニスにまつわる芸術作品(なのかは知らないけど)が展示されてます。

これはこれで清々しいし、芸術として昇華させていることにまず尊敬

 

見どころが多くて刺激的な博物館ですが

個人的に一番長居したのは

 

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書物コーナー。

ペニスまたはエロに関する本が閲覧できます。写真で見ているのはエロ百科事典。

世界中の同性婚の法律についてだとか、AVの歴史だとか、西洋と東洋のエロに関するとらえたかの違いだとか、興味深い内容に満ち溢れた。

 

ドンキホーテの18禁エリアは背徳感たっぷりだけど

ここはエロ百科事典を真剣に読んでいたところで変な目で見られることはない・・・!

 

つまり

相当長居しました

 

二人で百科事典面白いな~って夢中になってたら、館内のお客さん完全に入れ替わってました

 

 

まあ、立ち回りに疲れたらここで休憩するのがおすすめです。珍しい本が展示されていて面白いですよ。

 

 

そして、この博物館の中で最大級に目をひくオブジェクト

それは

 

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クジラ。

でかすぎ。大きいものだったら2m超えそうな勢い。

 

インスタで#PhallologicalMuseumと検索するとまず皆さんこの巨根の前で写真撮ってます。という自分も撮りました。ホットスポットです。

 

ちなみに人間と他の動物のものを比較したグラフがあったんだけど、人間はまじで小さいです。どういうことなんですかね

 

 

 

 

といった感じのペニス博物館です!

実は、人間のペニスも展示してあります。さすがに写真は挙げられません。笑

 

 

以前から興味があった博物館なので、実際に足を運ぶことができてよかったです。

 

まあまず日本でこの博物館を開くことになったら反対勢力の数が半端じゃないだろうと思いました。この博物館の運営が実現できているということは、それだけ性に関してオープンな国なんでしょう。

 

あの読み込んだエロ百科事典にも日本と中国についての章がありました。

そのタイトルは

 

"Forbidden Zone (禁じられた場所) - China and Japan" 

 

中国や日本では、性に関することはタブーに近い存在にあるということでしょうか。

日本は経済的に見れば、先進国。

でも、国全体を見渡したときに、日本は本当に先進国って言えるでしょうか

 

LGBTsへの理解と法律改正、風俗経営に関しての曖昧な線引き、etc.

人権分野・男女平等で見れば、日本は完全に「発展途上国」です。別に、先進国にしては、という訳ではなく。世界的に見て、遅れています。

 

正直、日本にいるうちは全くそんなことは感じませんでした。論文や本で遅れを示すデータが出ていても、この日本が遅れているわけがない、と実感がわかなかったし信じてもいませんでした。一度日本を離れて客観的になっていなければ、ずっとこのままその遅れに気が付かなかったかもしれない。

 

今回アイスランドに滞在したことで、色々と常識なるものが破壊されていきました。

特にこのペニス博物館、その内容もさることながら、この博物館を受け入れているアイスランド国民の寛容さに敬服します。

その設立と運営そのものから、本当の先進国たるものの姿が見えてくると思います。

 

ほんとうに世界は広いです。

アイスランドに来た際は、ぜひペニス博物館に立ち寄ってみてください!

 

 

 

 

Sota