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北欧ダダイスト

スウェーデン留学ログ

アイスランドに芸術家が多い理由

アイスランド出身の"Sigur Rós" バックで聞いてください...

 

昔からなぜか「北」にあこがれていて、地図で北の極地を想像するのが好きだった。好きな理由を聞かれても、よくわからない。

親の実家の東北にあこがれて、更に北のヨーロッパに進み、その中でも北のスウェーデンに住むようになり

 

これが終着点なのか

世界最北の国 アイスランドに行ってきました

 

友達が1セメスターだけの留学でもうすぐ帰国してしまうので、最後の機会に1月上旬、2人で1週間弱飛んできた。

北がとにかく好きな自分にとって、この国に行くことは長年の夢・・

その地を踏むだけで無条件に嬉しい。自分にとってはそんな国

 

安安フライトでコペンハーゲンから4時間弱

 

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首都からこの景色って何さ

 

真冬のアイスランドに到着

実はこの時欧州に大寒波が押し寄せてきていて、スウェーデンの地元でも-17℃まで下がった

なのにこの時、アイスランドは+2℃・・・暖かくすら感じる

 

世界最北だったり、電力が100%再生可能エネルギーだったり、平和度指数が世界一位だったり

国として多方面に興味深すぎるから、今回は「アイスランドの芸術」に絞って考えてみる。

 

 

首都のレイキャビクは最小の首都って言われるくらい本当に小さい町なんだけど、他の国と大きく違う所は、アートが街中に点在していること。特にグラフィティ(壁画アート)

ベルリンとかロンドンなんかでもグラフィティは盛んなんだけど、割合で考えるとここまでグラフィティに溢れている国ってアイスランドくらいなんじゃない?って思う。

 

こちらがそのレイキャビクグラフィティ

 

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西レイキャビク

 

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メインストリート裏

 

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首相官邸の近く

 

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裏路地

 

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メインストリート

 

これでも数あるうちの幾つかで、特にメインストリートはグラフィティ通りみたいなもん

アイスランドのグラフィティは総じて、レベルが高い。

日本でも東京とか大阪でグラフィティはよく見かけるけど、クオリティ重視っていうより若気の至りでやっちゃった~みたいなモノが多くて見ていられないものが多い

芸術テロリストのBanksyからグラフィティに興味を持つようになったけど、ここまでグラフィティに芸術性が備わっている作品は見たことがなかった。

 

グラフィティに限らず

レインボーが以上に多かったり(LGBT関連かも)

 

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首相官邸のすぐ近く

 

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Peaceと人権の展覧かな

 

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船場

 

大学のデザインがモダンな北欧デザインだったり

 

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アイスランド大学 たぶんメインビルディング

 

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たぶん図書

 

歩いているだけで右脳が刺激されていく感じ

首都がアートにあふれているという何とも素敵な国

 

 

 音楽界でも、冒頭に埋め込んで紹介したSigur RósBjörkと世界で活躍するミュージシャンも多い。アイスランドの音楽はメディアによく取り上げられてるくらい盛ん

 

拒絶反応しそうな画。笑

 

 

 

ここで不思議に思うのが

なぜ人口約30万人の国からここまで質の高い芸術が生み出されていくのか

ということ

 

日本もオノ・ヨーコ氏、坂本龍一氏といった世界的芸術家を輩出してるけど、アイスランドの人口は日本の実に約425分の1

もしアイスランドが日本と同じ人口だったら、間違いなく世界中の芸術を牽引する存在になってたはず

 

ではなぜ、大西洋に浮かぶ小さな島国では、これほどに芸術が進んでいるのか?

 

 

 

 

「景色が素晴らしい地域からは、多くの天才が生まれる」

 

少し前に読んだ本に、こんなことが書いてあった。どういう理論で景色と天才がつながっているのかは全然覚えてないけど、何か腑に落ちて納得できたことは覚えてる。

 

一度日本を離れてからは、なんとなく両者の結びつきみたいなものが見えてきた。景色が素晴らしい、を拡大解釈して「圧倒的な自然を目の前に、育つ」って考えると、腑に落ちることが多い。ここでいう天才の定義は、特定の分野の第一線で活躍するという意味でしょう

 

天才科学者とかは全然知らないからわからないけど、確かに大自然が広がる地域って、感受性と表現力の高い人が多い気がする。

例えばスイスは、高山脈が果てしなく続く内陸国で、アルプス付近では巨大な氷河も見られるという自然が豊かな土地

 

これに関係しているのか、スイスは小国なのに芸術センスは群を抜いて高い。iPhoneなんかで使われるHelveticaっていうApple代表フォントはスイス生まれだし、外国高級時計は軒並みスイス産、しかも芸術を根本的に破壊するという革命を起こしたダダイズムもスイスから始まった(知名度低いけど

 

 

ということは、この理論はアイスランドにも当てはまりそう

 

アイスランドは火山の噴火でできた島で、そもそもの土壌が他の国と違いすぎる

一応は30万人近くが住んでいるけど、約130個の火山があり、陸地面積の11.1%が氷河で覆われ、夏でも10℃程の気候とあって、国土の多くは居住不可・立ち入り禁止というシビアさ

 

言い換えれば、地球の鼓動をダイレクトに感じられる場所

ゴールデンサークルのツアーにも参加したけど、終始自然の偉大さに圧巻

 

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左が北アメリカ大陸プレート 右がユーラシア大陸プレート (海溝)

 

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海溝に挟まれて歩ける

 

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ストロックル間欠泉

 

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この対比

 

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グトルフォスの滝 

 

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銀世界とはこのこと

 

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火山湖ケリーズ 前前前世に出てきそう

 

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自然界からこの色が生まれるって

 

 

旅行に行くと価値観変わるよ、なんてよく言われるけど

ここまで粉々に価値観が破壊されたのは初めて

 

 

アーティストが作品を生み出す上で最も基礎的であり、最も重要な作業はインスピレーションを受けるという過程

 

アイスランドで生活していたら、それはインスピレーション受けまくりだろう

この国の芸術性は、厳しく壮大な自然からの影響が色濃く反映されていると感じた

アイスランド含め「北欧ブランド」が世界から高い評価を得ているのも、こういった背景があるからだと思う

 

 

 

丁度アイスランドに旅行していた時に、日本では成人式をしていた

参加はできなかったけど、アイスランドから地球のエネルギーをがんがん貰ってたから、これはこれでありでしょう

 

 

近い将来、国際免許取ってまた来よう

 

 

ありがとうアイスランド

地球をダイレクトに感じた

 

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最終日の空港泊で奇跡的に現る よかったあああ

 

 

 

Sota