読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

北欧ダダイスト

スウェーデン留学ログ

瞑想の会に参加してみる

その他

「成功者はみんな、~をしてる!」「一日三分の~で人生が変わる!」

っていうフレーズは何か、脅迫概念みたいなものを感じてすごく嫌い。

だけど「瞑想」に関しては、こういうフレーズに含まれていると、まあそうでしょうね、と納得できる。

 

ぼーっとしているだけでも、人間の頭の中は雑念・煩悩諸々で落ち着く時間がない。

意識的に「何も考えない」ことで、頭の中をすっきりさせ、集中力をあげて自律神経を癒そうというのが瞑想。

 

地元の大聖堂のサイトを見ると、瞑想の会なるものを発見。週に一回で、参加は無料。

大学生なんか煩悩によって成り立っているようなものだから瞑想は必要でしょうということで、参加してきた。

 

ここの大聖堂はなんだかんだ10回くらい来てるかもな

大聖堂に着くとその中に小さな部屋があって、みんな椅子か腰掛か床に座っている。おそらく自分以外は全員スウェーデン人、年齢層は基本高め

 

あれ、これって場違い・・!

 

と感じつつも、瞑想の会が始まった

瞑想の前にインストラクションがあって、みんなそれにそって不思議なウゴキをしていたけど、全部スウェーデン語での説明のため何をやっているのか理解できず(当然)、自分も見様見真似で不思議なウゴキをしてみる。

 

 

結局あのウゴキは何だったのか

わからないけど、いよいよここから20分 x 2回で瞑想開始

 

スタート

 

瞑想中って本来何も考えちゃいけないから、この時間を思い出せるのはそれはそれで問題なんだけど笑

 

何も考えないってとてつもなくハードルが高い行為で、夢を見るときみたいに色んなところから色んなものがアホみたいに湧き出てくる

 

日本に帰ったら何しよう

そういえばあいつ既読無視しやがったな

晩ごはん何作ろう

 

・・・・。

 

あああ煩悩あああ

 

 

で、一回目終了

難しすぎる。むしろ普段より頭フルに動いてなかったか?

なぜかこの後、超スローなウゴキで部屋を一周回る。そして元の場所に戻る。

これは何だったんだ(2回目

 

一段落して、2回目がスタート

 

この時のことはあまり思い出せない!いいこと!

 

で、2回目終了

 割とうまくいってよかった。逆に一回目の雑念の多さが半端なかったのか。

 

瞑想の後に劇的な変化があったわけではないけど、積み重ねていったらSteve Jobsみたいになるんだろう

 

近所で週に一回瞑想、これも習慣に取り入れていこうか

続けば。。

 

 

Sota

アイスランドに芸術家が多い理由

自論

アイスランド出身の"Sigur Rós" バックで聞いてください...

 

昔からなぜか「北」にあこがれていて、地図で北の極地を想像するのが好きだった。好きな理由を聞かれても、よくわからない。

親の実家の東北にあこがれて、更に北のヨーロッパに進み、その中でも北のスウェーデンに住むようになり

 

これが終着点なのか

世界最北の国 アイスランドに行ってきました

 

友達が1セメスターだけの留学でもうすぐ帰国してしまうので、最後の機会に1月上旬、2人で1週間弱飛んできた。

北がとにかく好きな自分にとって、この国に行くことは長年の夢・・

その地を踏むだけで無条件に嬉しい。自分にとってはそんな国

 

安安フライトでコペンハーゲンから4時間弱

 

f:id:SouthernSverige:20170122072805j:plain

首都からこの景色って何さ

 

真冬のアイスランドに到着

実はこの時欧州に大寒波が押し寄せてきていて、スウェーデンの地元でも-17℃まで下がった

なのにこの時、アイスランドは+2℃・・・暖かくすら感じる

 

世界最北だったり、電力が100%再生可能エネルギーだったり、平和度指数が世界一位だったり

国として多方面に興味深すぎるから、今回は「アイスランドの芸術」に絞って考えてみる。

 

 

首都のレイキャビクは最小の首都って言われるくらい本当に小さい町なんだけど、他の国と大きく違う所は、アートが街中に点在していること。特にグラフィティ(壁画アート)

ベルリンとかロンドンなんかでもグラフィティは盛んなんだけど、割合で考えるとここまでグラフィティに溢れている国ってアイスランドくらいなんじゃない?って思う。

 

こちらがそのレイキャビクグラフィティ

 

f:id:SouthernSverige:20170122074922j:plain

西レイキャビク

 

f:id:SouthernSverige:20170122075006j:plain

メインストリート裏

 

f:id:SouthernSverige:20170122074840j:plain

首相官邸の近く

 

f:id:SouthernSverige:20170122075039j:plain

裏路地

 

f:id:SouthernSverige:20170122074821j:plain

メインストリート

 

これでも数あるうちの幾つかで、特にメインストリートはグラフィティ通りみたいなもん

アイスランドのグラフィティは総じて、レベルが高い。

日本でも東京とか大阪でグラフィティはよく見かけるけど、クオリティ重視っていうより若気の至りでやっちゃった~みたいなモノが多くて見ていられないものが多い

芸術テロリストのBanksyからグラフィティに興味を持つようになったけど、ここまでグラフィティに芸術性が備わっている作品は見たことがなかった。

 

グラフィティに限らず

レインボーが以上に多かったり(LGBT関連かも)

 

f:id:SouthernSverige:20170122080218j:plain

首相官邸のすぐ近く

 

f:id:SouthernSverige:20170122080205j:plain

Peaceと人権の展覧かな

 

f:id:SouthernSverige:20170122080404j:plain

 

f:id:SouthernSverige:20170122080229j:plain

 

f:id:SouthernSverige:20170122080235j:plain

船場

 

大学のデザインがモダンな北欧デザインだったり

 

f:id:SouthernSverige:20170122080854j:plain

アイスランド大学 たぶんメインビルディング

 

f:id:SouthernSverige:20170122080913j:plain

たぶん図書

 

歩いているだけで右脳が刺激されていく感じ

首都がアートにあふれているという何とも素敵な国

 

 

 音楽界でも、冒頭に埋め込んで紹介したSigur RósBjörkと世界で活躍するミュージシャンも多い。アイスランドの音楽はメディアによく取り上げられてるくらい盛ん

 

拒絶反応しそうな画。笑

 

 

 

ここで不思議に思うのが

なぜ人口約30万人の国からここまで質の高い芸術が生み出されていくのか

ということ

 

日本もオノ・ヨーコ氏、坂本龍一氏といった世界的芸術家を輩出してるけど、アイスランドの人口は日本の実に約425分の1

もしアイスランドが日本と同じ人口だったら、間違いなく世界中の芸術を牽引する存在になってたはず

 

ではなぜ、大西洋に浮かぶ小さな島国では、これほどに芸術が進んでいるのか?

 

 

 

 

「景色が素晴らしい地域からは、多くの天才が生まれる」

 

少し前に読んだ本に、こんなことが書いてあった。どういう理論で景色と天才がつながっているのかは全然覚えてないけど、何か腑に落ちて納得できたことは覚えてる。

 

一度日本を離れてからは、なんとなく両者の結びつきみたいなものが見えてきた。景色が素晴らしい、を拡大解釈して「圧倒的な自然を目の前に、育つ」って考えると、腑に落ちることが多い。ここでいう天才の定義は、特定の分野の第一線で活躍するという意味でしょう

 

天才科学者とかは全然知らないからわからないけど、確かに大自然が広がる地域って、感受性と表現力の高い人が多い気がする。

例えばスイスは、高山脈が果てしなく続く内陸国で、アルプス付近では巨大な氷河も見られるという自然が豊かな土地

 

これに関係しているのか、スイスは小国なのに芸術センスは群を抜いて高い。iPhoneなんかで使われるHelveticaっていうApple代表フォントはスイス生まれだし、外国高級時計は軒並みスイス産、しかも芸術を根本的に破壊するという革命を起こしたダダイズムもスイスから始まった(知名度低いけど

 

 

ということは、この理論はアイスランドにも当てはまりそう

 

アイスランドは火山の噴火でできた島で、そもそもの土壌が他の国と違いすぎる

一応は30万人近くが住んでいるけど、約130個の火山があり、陸地面積の11.1%が氷河で覆われ、夏でも10℃程の気候とあって、国土の多くは居住不可・立ち入り禁止というシビアさ

 

言い換えれば、地球の鼓動をダイレクトに感じられる場所

ゴールデンサークルのツアーにも参加したけど、終始自然の偉大さに圧巻

 

f:id:SouthernSverige:20170123083659j:plain

左が北アメリカ大陸プレート 右がユーラシア大陸プレート (海溝)

 

f:id:SouthernSverige:20170123083721j:plain

海溝に挟まれて歩ける

 

f:id:SouthernSverige:20170123083835j:plain

ストロックル間欠泉

 

f:id:SouthernSverige:20170123083742j:plain

この対比

 

f:id:SouthernSverige:20170123084320j:plain

グトルフォスの滝 

 

f:id:SouthernSverige:20170123084355j:plain

銀世界とはこのこと

 

f:id:SouthernSverige:20170123084559j:plain

火山湖ケリーズ 前前前世に出てきそう

 

f:id:SouthernSverige:20170123084544j:plain

自然界からこの色が生まれるって

 

 

旅行に行くと価値観変わるよ、なんてよく言われるけど

ここまで粉々に価値観が破壊されたのは初めて

 

 

アーティストが作品を生み出す上で最も基礎的であり、最も重要な作業はインスピレーションを受けるという過程

 

アイスランドで生活していたら、それはインスピレーション受けまくりだろう

この国の芸術性は、厳しく壮大な自然からの影響が色濃く反映されていると感じた

アイスランド含め「北欧ブランド」が世界から高い評価を得ているのも、こういった背景があるからだと思う

 

 

 

丁度アイスランドに旅行していた時に、日本では成人式をしていた

参加はできなかったけど、アイスランドから地球のエネルギーをがんがん貰ってたから、これはこれでありでしょう

 

 

近い将来、国際免許取ってまた来よう

 

 

ありがとうアイスランド

地球をダイレクトに感じた

 

f:id:SouthernSverige:20170123090246j:plain

最終日の空港泊で奇跡的に現る よかったあああ

 

 

 

Sota

スウェーデン発祥の無煙たばこ、SNUS

スウェーデン

先日二十歳を迎えまして酒も煙も解禁されましたが

 

自分は悟り世代の代表みたいなもんで、正直どっちもあんまり興味ないんですよね。

ちょっと嗜んだらもう十分という感じで、アル中もニコ中も心情が全く理解できない。

 

とか

嗜好品に対して否定的だけど一応興味はあるので、一度使ったらもうないだろうと思いつつ、試しに類のものを買ってみた。

 

買ったのは、スウェーデンの無煙たばこ・SNUS(スヌース)

このSNUSというのは

 

スヌースとは煙の出ないスウェーデン生まれのタバコです。粉末タバコの塩漬けやニコチン含有ポリマーが小さなティーパックのような袋に詰められています。それを歯茎に挟んでニコチンを摂取します。 

- Sirius Tabacco Corporation (2003) https://www.tabako.co.jp/kamimaki_s/ka_i.html

 

というもので、普通の煙草とは違って煙は出ないタイプのタバコ

 

スウェーデン発祥というだけあって、大学でもSNUSを使っているスウェーデン人は結構多い。

無煙だし口の中でニコチン吸収してるわけだから授業中に吸ってもバレないみたいな感覚なのか

 

基本どこにでも売っていて、18歳以上なら購入可能

地元のスーパーで買ったものがこちら

 

f:id:SouthernSverige:20170129210121j:plain

 

これで30SEK (=370円)くらいだったかな

丸い容器の中に15個ぐらい、ティーパックみたいなものが入ってる。

 

匂いをかいでみると

あれ、まさしくこれはティーパック

って本当にティーパックにしか見えてこなくなるくらい、紅茶みたいな良い香りが漂う

 

この上蓋部分がゴミ箱になっていて、使い終わったSNUSはそこに吐くようになってる。上蓋すごい小さいんだけどね、普通に入りきらんと思う。笑

 

 

では実食

手順通り、ポリマー(ティーパック)を上歯茎に押し込んで。。

ぐいって

結構不格好になるよこれ

 

SNUSしてます言われなければ気づかないと思うけど、自分で見たらだいぶ不自然

使用時間は一袋15分から30分らしいのでとりあえず放置

 

 

 

 

しようとしたんだけどすぐ吐き出した

 

なんだろう、開始30秒あたりからすごく歯茎が痛くなる。塩?みたいな強烈な成分が歯茎に染み込んでいく瞬間、相当痛い

痛い~ってなりながらもう一回入れなおしてしばらくすると、その痛みも消えてくる。

 

5分くらい入れてたのかな、急にふらふらしてきた。SNUSはゴミ箱に捨ててさよなら。チャリ乗りながら使ってたからか、ヤニクラが半端じゃない。

 

ふらふらが増して、横にならないといけなくなる始末

 

なんだったんだこれは

最初は痛くて、慣れてきたと思ったら今度は強烈なヤニクラ。健康に悪いこと間違いない。

 

調べてみると、スウェーデン以外のEU加盟国ではSNUSの輸入を禁止しているらしい。それも健康被害を考えてのこと

てことは発祥国でしか使われてないのか。。アイスランド行きの飛行機内カタログでIcelandic Snusって商品あったけど)

 

 

というわけでこれ以来手を付けておらず、やり場に困っています

100害あって1利無しとはこのこと

もうしません

誰か欲しい人おらんかな

 

 

Sota

 

西成さんぽ・20禁の文化遺産、飛田新地

日本

西成区で有名なのはあいりん地区ともう一つ、「飛田新地」と呼ばれる地区

 

泊まったホテルがあいりん地区のど真ん中で、飛田新地

f:id:SouthernSverige:20161123205902p:plain

 

ここらへん。歩いて10分くらいですぐにつく

飛田新地はあいりんのようなドヤ街ではなく、日本最後の遊郭と呼ばれる場所

 

Wikiさん情報より

飛田遊廓(とびたゆうかく)は、大阪市西成区山王3丁目一帯に存在した遊廓赤線大正時代に築かれた日本最大級の遊廓と言われた。現在もちょんの間が存在し、通称飛田新地(とびたしんち)と呼ばれる

 

遊郭とは、遊女さんらと遊ぶことのできるテーマパークのような場所で、16世紀頃から存在するそう。遊女の中でも最上級として君臨するのが「花魁(おいらん)」、こちらは有名。

 

飛田新地ソープランドではなく、あくまでもこの「遊郭」の末裔。

1500年代から続く遊郭も、1946年の公媚制度廃止、1957年の売春防止法によって、公媚地域としての遊郭の歴史は幕を下ろした。

 

 

ではなぜ飛田新地は未だに遊郭として生き残っているのか?

現地に行くとこのような看板が

f:id:SouthernSverige:20161125013120j:plain

見づらい

 

飛田新地の下に、小さく「料理組合」と書かれてる。

実はこの飛田新地、表向きには料理旅館として成り立っている。

 

風俗店ながら料理店を装うことができるのは、

【料理店に客が来る→そこで働く仲居さんに恋をする→仲居さんも恋をする→両方「我慢できない!!」】

と、自由恋愛という名目ならば法律にも触れないからとのことで(意味不明

警察署と隣接していながらも、摘発はされていないらしい。。。

 

 

 上の看板が見えたらもう飛田新地はすぐそこ

基本的に飛田新地での写真撮影は禁止で、バレた場合にどうなっても知りませんよとのこと(893、罰金50万円等々。。

 

とりあえず一周してみる。(興味本位で軽々しく現地へ向かうのは仲居さん達にとっても迷惑です!気をつけてください)

 

一本道ではなく、何本かの通りに分かれている。大きく分類すると

①年齢層のお高い、妖怪通り

②メイン通り

③そして可愛い子ばかり、青春通り

 

歩いていると、ほとんどのお店で、女の子の隣に座っている遣り手ばばあ(呼び込みのおばさん)が「兄ちゃん、おいでおいで!可愛いよ!」と声をかけてくる。

もちろん入店するつもりは一切なく、そもそも未成年なので、気にせず歩く(飛田新地では未成年の入店が禁止)

 

ぐるっと一周歩き終わる。感想。。。も特にないな。。

ただ異世界ではあるんだけど、意外と日常でもあるというか。あいりん地区と隣接していたからなのか、特に衝撃みたいなものは受けなかった。ただ、女の子、めっちゃ可愛い子は本当に可愛い。これは噂通り

 

そんな飛田新地の中で、唯一「本当に」料理を出すお店も

しかも、この堂々たる外観

f:id:SouthernSverige:20161125020721j:plain

鯛よし百番

 

飛田新地の端にあるこの料理旅館、大正時代に遊郭として建てられ、現在は旅亭として運営

なんと2000年に登録有形文化財になったそう

 

ここだけは写真撮影可能だったけど、この写真もかなり周りを気にしながら撮った。。

 

 

 

そしてもう一周歩いてみる

一周目とのインターバルはそんなに空いてなかったものの、女の子が変わっているお店も幾つか。仲居さんが変わってるという事は、お客さんが入店したということで。。

ストリートを歩くのはみんな男、サラリーマンくらいの人達があーだこーだ品定めしながら歩いていた。

ひとり未成年が飛田を歩くのも気が引けてきて、ホテルに帰った。

 

 

 

飛田新地を歩いての感想は先述の通り、特に衝撃を受けることはなかった。

それは別に関心がなかったわけではなく、想像以上に飛田がその場所に馴染んでいたから。ただのソープ街ではなく、歴史とともにその地域にしっかりと根付いていたことを感じた。

 

 

 

この飛田での現状を「日本の闇」と形容することもできるけど、一方で遊郭は(仕事として尊敬されるべき)日本文化という側面も持っている

開発学でも、伝統文化の存続と近代的発展がお互いに相いれず、衝突に至ることもよくある。例えば一夫多妻制。この結婚制度が未だ残る地域に女性の人権を訴えても、「これが私たちの文化だから口を出すな」、と反対されることがある。彼らからすれば、大切に守ってきた伝統が、先進国によって固められてきたルールによって一方的に破壊されていくのと同じこと。

 

飛田遊郭もその原理は似ていて、たとえ世論が「遊郭なんて下品な商売、根絶されるべき恥の文化」という風潮にあれ、過去を生きた文化として軽蔑する事・無かったことにするのは良くないと思う。

売春が合法化されているオランダのように、隠された恥の文化としてではなく、ひとつの立派な仕事として尊敬されるべき。

飛田新地がいつまでもグレーな場所で滞っている現状は、先進国の中でも遅れていると言わざるを得ない。

 

 

 

飛田新地を詳しく見ていくとジェンダー問題にもつながっていくんだけど、それはまた別の時に。。

 

日本のことを知っているようで、全然知らなかったということに気づかされた西成さんぽ・あいりん地区&飛田新地でした。

 

 

Sota

 

前回・あいりん地区

southernsverige.hatenablog.com

 

西成さんぽ・日本一治安の悪い街、あいりん地区

日本

Googleさえあれば、知りたい情報はすぐ手に入り、古代ギリシャみたいに情報を伝えるために42kmを走るなんてこともない世の中だけど

誰でも情報を発信できるという事は、ウソ発信しよう思たらウソ発信できる

質の悪い情報をただ鵜呑みにすることは危険

 

百聞は一見に如かず。。。

ネットでも何かと噂の絶えない、日本で最も治安が悪いと言われている西成区のあいりん地区と、区域全体がグレーゾーンの飛田新地に、去年の8月に行ってきた。

 

f:id:SouthernSverige:20161124055818j:plain

西成グラフィティ

 

2ちゃんねる、まとめでもよく取り上げられてるから良く知られていると思うけど、大阪には日本最大のドヤ街、「あいりん」と呼ばれる地区がある

ドヤ街とは、日雇い労働者が集まり、安宿が多く立ち並ぶ地区のこと。生活保護受給者が多く、治安は決して良くない

 

場所は大阪市西成区、あの有名な通天閣・新世界から南に歩いてすぐの所

f:id:SouthernSverige:20161123215443p:plain

赤枠が、おおよそのあいりん地区

 

このあいりん地区は、治安が悪いことで有名。おそらく日本の全市町村の中でもワースト。ネットの情報では、路上生活者が多いだとか、シャブ(覚せい剤)が出回っているだとか、とにかく評判は最悪

あの殺人犯、市橋達也が「こんなとこに住めるか!」と言って潜伏を諦めたといわれるくらい

 

 

滞在理由

そんな西成区・あいりん地区に、留学1週間前に行ってきた

 

実家から鈍行電車で福岡空港へ向かう途中で一泊せざるを得なくなり 、近畿エリアで宿を探すと

以前から興味のあった、西成区が候補に出て来た。

 

宿代は安いからいいにしても、安全面の心配はもちろんあった。興味本位で行くのは危険だし、現地の人にも迷惑だから。

宿探しの前からあいりん地区の悪評は知っていたし、掲示板でも、あそこだけは行くな、っていうカキコも多く、シブルシブル

 

だけど自分の専攻、開発学という視点から、留学前の慌ただしい時期であっても行きたいと思い始めた

物事の本質はその良い所も悪い所も見て初めてわかってくるもの、留学前に日本のことを多角的に知っておきたいし、行ってみるかと決意

 

 

 

当日

 

大阪環状線で、最寄りの新今宮駅まで行く。近づくにつれて不安になっていたけど、あの時はアドレナリンが勝っていたような

 

そして夜9時頃、新今宮駅に到着。ホームから出て、いよいよ西成区に入る。

西成の第一印象は、駅から出たときに漂ってきた、煙草プラスαな匂い。

少なくとも好印象な匂いじゃないし、ニオイと形容した方がしっくりくる感じ

 

駅からホテルまでの道は簡単なはずなのに、なぜか迷った。しばらく同じ場所を行ったり来たり。駅をはさんで北側が浪速区で南側が西成区なんだけど、いきなり南に行くのには少しチキンなので、まず浪速区のほうに歩く

 

 

ここで初めて、ウワサ通りの光景を見た。

歩道を歩いてたら、視界に黒い何かが映って、そこに目を向けたら、地べたで人が寝てた。

一応まずは浪速区っていう感覚で歩いてたから、まだ全然準備もしてなくて、この時は結構な衝撃をくらった

周りの人は地べたで人が寝ていてもみんな素通りだし、これが日常なのは本当なんだなと理解

 

浪速で徐々に慣れていこうなんて計算は見事に狂った

素直に西成のホテルまで向かおう

 

今回泊まったのは、ビジネスホテル福助さん

ロケーションはあいりん地区のど真ん中

 

駅からホテルまで歩いて、女性も若い人もほぼ見かけなかった。

 

f:id:SouthernSverige:20161123063759j:plain

そして路チャリの多さ ブレてるのはすんません(震えたとかではない)

 

 

この町の特徴は、

①女性がほとんどいない

②若い男もいない

つまり、ほとんどおっさんタウン

男女比にいたっては90%が男性らしい。これもやはり日雇い労働者が集う町ゆえにか。

 

あいりん地区の治安の悪さはギャング的なものではなく、退廃的な雰囲気

ホテルまでも歩いてすぐなのに、また迷う

 

 

 

あいりん地区の安宿

 

そんな調子で歩き、福助さんに着く。

受付のおじさんは優しい方で、近くでご飯が買える場所だとかを丁寧に教えてくだすった。いいホテル選んだ

 

予約したのはこの部屋

 

この部屋で確か1700円とか。夏休みだったから空き部屋は少なかったけど、空き状況によっては一泊1500円からいける。

部屋は扇風機・クーラーあり、一回に行けば風呂あり、WiFiあり、そしてテレビでChillできる

 

あいりん、なかなかええやん。

 

ただ、「テレビの音で隣部屋同士がもめるのを避けるために(謎)イヤホンを付けて視聴してください」との注意書きがあったり

お風呂場の荷物置き場では、「過去に盗難被害があったため、部屋の鍵は絶対にここに置かないで浴室でも身に着けてください」との注意書き(風呂でてから気づいた)があったり

何かと注意事項が多い。自己管理徹底しなかったら何があっても文句言えん。

 

でも一泊の間は何も盗まれなかったし、そもそもそんなに気を張る必要もなかった。

宿に泊まっていた人は、海外からのバックパッカーとか、おそらく怖いもの見たさであいりんに来た人達で、ガラの悪い人はいなかった

 

ちなみに外国人バックパッカーはここに来てから結構見かけた。っていうのも、このあいりん地区

①ドヤ街だけあって、宿代の安さは格別

②大阪の有名観光地からのアクセスの良さ

③外国人であることで、住民になにか手を出されるということはほぼない

という外国人バックパッカーからするとかなり好条件なところ。

海外のハンドブックでも"NISHINARI AIRIN"で紹介されてて、人気があるらしい

 

あいりん地区にも意外な一面があるんだな

 

 

 

夜の散歩

 

 一段落してから10時くらいに散歩を開始

ホテルのおじさんに今から散歩するけど大丈夫ですかと聞くと、基本的には手を出されることもないから大丈夫だと思うけど、執拗に話しかけてくる人がいたらシャブの売人だから逃げてね、と注意された

 

f:id:SouthernSverige:20161123220204j:plain

 

 

もはや要塞にしか見えないが

ここは西成区警察署で、日本で唯一の柵で囲まれている警察署

こんなカオスな町じゃ警察官も常時守られなければっていうことを物語ってる

 

 

f:id:SouthernSverige:20161124055610j:plain

高架下と商店街 右の集まりは立ち食いホルモン、西成では多く見かけた

 

今こう見返して思ったこと

写真がなさすぎる

 

ちょっとこの魚眼カメラ、シャッター音が大きくて撮るのにひけを感じてたのかもしれない

結構撮ったつもりだったのに、トータル10枚もない。笑

まあそれくらいに、写真撮らしてくれるような雰囲気ではなかったです

 

ある程度歩いて宿に戻った。

 

 

 

あいりん地区への素直な感想

 

一泊しただけであいりん地区のことを理解できたなんて思っていないし、数時間の散歩で見たものはおそらくこの町の表層的な部分

だけど今回の滞在で、この町も悪くはないと思った。

 

散歩の後半、駅から離れたエリアで歩いていたのはほとんど現地住民の人たち

そこには

 

段ボールを敷いて寝支度をする人、千鳥足で酒を飲む人、ホルモンを立ち食いする人々

何か昭和のにおいが漂っていた

居酒屋で楽しむ人、スナックでママと熱唱する人、路上で座り込んで談笑する人

 

平成生まれだけど、しっかりと昭和が残されているのを町の随所で感じた

自分が生まれ育った関東の都会ではない雰囲気。。この色濃く残った昭和の町、なかなかいいなって思う

 

ネットの情報から推測した景色と、実際見た景色のギャップを感じて、面白がられて実物以上の中傷を受けているなって思った。もちろん解決すべき問題は山積みだけど、あいりんを「ヤバい町」で片づけて欲しくない

 

日本に帰ったら、また行ってみたいな~。

帰るときには成人になっているから、居酒屋でも行こうか。

 

 

 

Sota

 

飛田新地

southernsverige.hatenablog.com