北欧ダダイスト

スウェーデン留学ログ

初ストリップ⑤アルバニア・ティラナ

実はこの一ヵ月に渡るヨーロッパの旅、最初は友達と「アルバニア行こうよ!」っていう話から始まったんですよね。

 

まあ結果ひとりでアルバニアに滞在するわけなんですが。

 

アルバニアっていうのは本当に独自路線の歴史をたどってきた国で、雑学としては面白いよねみたいな分類に入る。

だから現地に行ったら特別面白いわけでもないので、本当に物好きな人以外に渡航は勧めません。

とりあえず歴史をさーっと予習してから渡航するなら、少しは面白いかも

 

 

朝、スコピエからバスターミナルに向かいます

 

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これがエセ・ロンドンバス 意外と侮れない完成度

 

距離的にもアルバニアの首都ティラナまではそんなに遠くないから数時間で着くだろうって思ってたんだけど、山道がすごくてずっと蛇行運転。

 

しかもただの国境審査で1時間半くらいかかった。

いつもは荷物検査まであって、倍の時間かかるらしい。あんたはラッキーだよって言われた。

 

その割に入国スタンプらしきものが見当たらない。いいのかこれ?ってなるけど、基本アルバニアでは出入国スタンプは押されないそうなので大丈夫

 

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バルカンは喫煙率が高い

 

やっと入国しても相変わらずの蛇行運転でゆっくり進む

 

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バルカンのスイスって言われているらしい

 

でも景色はなかなかのもので、幸い暇を持て余すという事はない

 

その間隣に座ってた美容師見習いのアルバニア人が政治経済の事を教えてくれた。

19歳。

 

政府は汚職まみれで改善しそうにないし、経済はそんな政府のもとで成長するはずもなくて若い失業者だらけ。

だからアルバニア観光するときはポケット気をつけなよ、と念を押された。

 

兄弟が出稼ぎで中欧にいるらしく、将来は自分もスイスで働きたいって言ってた。

 

さすがヨーロッパ最貧国の名は伊達じゃないな。。

まー終始暗い話だったけど、よかったのはその人が前向きに将来を考えていたこと

 

政治・経済的に貧しい国だと、自分が稼げない→次世代の教育ができないっていう負のサイクルからいかに抜け出すかがすごく重要になってくると思うけど、その人は将来のことを具体的に決めてるし、それを達成する方法を既にある程度確立していた。

 

頑張ってな~青年

 

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トイレ休憩はいつもこんな感じ

 

結局8時間くらいかかってアルバニア・ティラナに到着。

暑い。

 

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もともと無機質な建物ばかりで、「いや暗すぎるよ!」っていう思いからこういった派手な建物が

 

バス停から宿まで2km

街の雰囲気をつかむのには丁度いい距離

 

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欧米のバックパッカーもそこそこいる

 

山脈がいい感じですね。魚眼だとほぼ見えないけど。

 

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中心地に行くと結構にぎやか。

 

そんで、今まで言ったバルカン半島の中では断トツで可愛い子が多い。

ヨーロッパって基本的に美人が多いと思うけど、アルバニアは何故か可愛い系が多い。

 

さっきも、ホステルで洗濯したかったからフロントのお姉ちゃんにお金渡したら

「きゃ~//」

と。ちょっと金額が大きかったから焦ったらしい。

 

そんなに可愛い反応されたらもう、このホステル高評価ですよ

 

 

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よく考えたら奥の建物、すごいデザインだよね

 

ホテルから歩いてすぐ、なんとか広場に来ました。ここがこの国のド中心

 

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これは博物館なんだけど、この時間は閉館

唯一の観光スポットが閉ざされた瞬間であった

 

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不思議に思ったのは、特になんもないこの広場になんでこんなに人がいるんだ?ということ

 

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一応ショッピングモールもある

 

晩御飯、ケバブ

たぶんセルビアからケバブ以外のもの食ってないです。

 

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バルカンのケバブ(ギロス)はヨーグルトが入ってる

 

博物館が閉まっていたので街散歩

南に少し行ったところで、噂のアレを見つけた。

 

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名前わからないけど、子供たちがいっぱい登ってたから

共産クライム

と名付けます。

 

何のために作ったのか。謎。

この日は中でコンサートみたいなのしてました。

 

外壁のガラスはところどころ割れてるし、まあまあ高さあるし、子供が遊ぶにはそこそこハードル高め。

コンプライアンスを受け続け公園の遊具がどんどんつまらなくなっていった、今の日本で育った子供たちには厳しいだろう。。。

 

 

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無機物に登るのが好きな国民性らしい

 

 

 

ある程度街歩きも終わって

なにもない街だということがとてもわかったので

 

 

ストリップバー行きました///

 

 

二十歳なので合法です。

初めてのストリップですごくテンションあがる。

 

銃持ってないか検査されて、気合入れて入ったんですが

 

 

客がいないじゃないかYO

 

自分以外に客らしき人は見当たらず、お姉ちゃんたちと支配人が、私一人を見つめるわけです

 

常時客がいなさすぎるらしく、普通は高額のお酒を頼まないとお姉ちゃんたちは来ないんだけど、暇を持て余したひとりが自分のテーブルにきて相手をしてくれた。

 

「中国人?」

「いや日本人」

「日本ってなに?」

「(驚愕)」

 

みたいな会話してたら、支配人が「お前は高い酒頼むの?頼まないの?」と聞いてきた。

 

 

一番安いマリブ飲んでささっと逃げました

 

 

という苦いストリップデビューでした。

 

 

もう街歩きも終えて、さっきの広場に戻ると結構大規模なフェスをやってた。テレビ局も来てるレベル。

さっきまでの人の多さはこのためだったらしい

 

しばらくそのフェスにずっと居座って、寝た。

 

 

二日目

 

ギリシャ行きが今日の昼過ぎなので、何もないとわかりつつティラナ市内をぐるぐる。

 

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中心からすこし外れたところでお土産ゾーン

 

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さすがアルバニア系本国、コソヴォに引けを取らない赤鷲の多さ。

 

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I♡アムステルダム

 

そして昨日、共産クライムと名付けたあの建物に再びいくことに。

なぜか今日はテレビ局が来てた。

 

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子供が簡単に上るんでしょ、じゃ余裕じゃん

という気持ちで登ります

 

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白人並みの色白です

 

結構な高さです。これが8割くらい登ったところ。

8割でやめてしまった。傾斜がきつくてあと一歩というところで足がすくむ。

 

一回降りて、もう一回。

今度は暑さで手が焼けそうで、前回と同じ写真のところでストップ。

 

子供たちすげーなー。。

 

完全に敗北。そもそもこの暑さ(30℃)でやることではない。

心に悔しさを残しつつ、帰宅

 

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信号少ないからまあまあ轢かれそうになる

 

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鷲。清掃されてないにおい。

 

 

帰り道の公園、個人的に見たかったものを偶然見つけた。

 

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これです。トーチカっていいます。

アルバニアが数奇な歴史をたどったひとつの名残で、これは自己防衛のために作った防空壕みたいなもの。

 

アルバニアがトーチカを作った経緯を簡単にまとめると

 

指導者ホッジャ「ソ連スターリン好き!違う方向性の旧ユーゴは嫌い!」

旧ユーゴと国交断絶

指導者ホッジャ「スターリンの後継者のフルチショフ嫌い!」

国交断絶

 

このとき、ソ連アルバニアが戦争に至ると本気で考えたらしく、この小さい国内に75万個ものトーチカを作ったらしい

 

この後も中国と仲良くなったと思ったらすぐ国交断絶し、ねずみ講で国民の半分が被害に巻き込まれ、ついには鎖国までしてしまうという強烈な国です。

 

 中に入ってみたんですが

 

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衛生的にどうなのよっていう状況でした。

結局ソ連と交戦するわけもなく、大量のトーチカは放置されるのであった。。

 

 

ちなみのこのトーチカの向かいには、あのベルリンの壁

 

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なんと、本物です。ドイツからプレゼントされたらしい。

 

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ということでアルバニアも終了。明日からは観光大国が続きます。

 

セルビアコソヴォマケドニアアルバニアと、ほとんどの日本人が足を踏み入れなさそうな国を回ってきたわけなんですが、すごく刺激的で面白かった。

 

ヨーロッパ最後の秘境という表現がしっくりきます。

 

わざわざ日本からここに行こうっていう人はほとんどいないと思うけど、好奇心のある人にはお勧めします。

 

スラブ系の可愛い女の子たちが待ってます。

 

 

 

 

Sota

表裏の街④マケドニア・スコピエ

コソヴォプリシュティナから、昼の便でマケドニアスコピエに向かいます。

 

バルカンでは基本的にバスのオンライン予約みたいなものはなくて、現地に行ってチケットを買うのが基本。

事前に調べた情報と違っていることもよくあるから、あんまり調べすぎないほうがいいかと

 

マケドニアに行くため、とりあえずチケット売り場でおばさんに行先を伝え、チケットをもらった。

乗り場構内の時計を見ると出発までまだ時間がありそう。

 

「そこのベンチでゆっくりするか~」

と言いうと、一緒にいた友達が

 

「あと2分くらいで出発だよ!!」

 

と、携帯の時計を見せてくる。友達の時計が正しかった。

スコピエ行きのバスを見つけ、結果ぎりぎりセーフで乗り込めた。。

 

道中にある誰も見ないような公共時計が若干ズレてる、なんて感じならまだいいけど

大型のバス乗り場の時計がズレてたら、それはまずかろう

 

ここらへんのぬるい時間感覚に対応できる人は、真のバックパッカーなんでしょうね。自分はまだまだあまちゃんですわ。

 

 

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国境またぐのにバスではなくバンというチョイス

 

 

ここで、緊急事態が

 

腹が痛い

 

もともと腹が弱くて、旅行中はトイレが近くにある場所だけで食事をとろうと決心していたのに、先ほどプリシュティナで普通にハンバーガーとフライドポテトを食ってしまった(アホ

 

この小さいバンの中に親切にトイレが付いてあるわけなく、イスとイスの間に挟まって後ろ向きに座って(意味不明だろうけど)痛さを耐え忍びました

 

途中国境審査でパスポート提示を要求されて、そのままの体勢で「はい、、パスポート、、、」って審査官に渡したら案の定怪しまれまして

 

「ちゃんと座りなさい」

 

と注意されました

この痛さをわかろうともしないでこの野郎、、、

 

国境審査後すぐに体勢をイスに挟まる状態に戻し腹痛を耐え忍んでいると、前に座っていたティーネイジャーが、あろうことかリクライニングを始める。

 

腹痛がひどいので注意する声も出ず、いやあ、苦しかった。

 

という地獄のような数時間を終えて、なんとかスコピエに到着。

 

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到着後数秒にして、トイレへ走ってゆく

 

今までの数時間でだいぶ疲弊してたこともあってホテルまではタクシーを使った。

 

運転手「5ユーロでいけるから乗りな~」

コソボでのこともあり特に警戒もせずタクシーに乗ってホテルまで5分ちょっとで到着

 

まだ現地通貨は持っていなかったからユーロを渡して換金してとお願いすると、

そのまま「はいありがとう!じゃあね!」

という勢いで自分たちを降りさせようとする

 

初めてのぼったくり被害~

 

渡した金額が合計25ユーロ、最初に提示された5ユーロとは似ても似つかない金額なので頑張って抗議

アプリで現地通貨とユーロの換算表を見せて、「違うでしょうがあああ!」って二人で言い続け、何とかメーター通りの金額だけで済んだ。

 

油断は禁物ですねー。ほんと。

 

 

ホテルにチェックインしてぶらり開始

 

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愛国心

 

スコピエに到着したばっかりの時は、正直結構いい街じゃん?ていう感想だった。

建造物は壮麗、山もあるし川もある

 

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中心街でやたら騒がしい一角を見つけた

 

 

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人混みの多いところには近づかないようにしましょう

 

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後で聞いてわかった話だと、この日スコピエマケドニア対スペイン戦があったらしい。写真はおそらくマケドニア代表がホテルから出てくる瞬間

 

そして中心街

 

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久々にヨーロッパにいることに気づかされる

 

なかなかよい雰囲気

 

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みんなau

 

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銅像が市民権獲得してるレベルで多い

 

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橋を渡ると

 

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趣向がわからない銅像

 

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そして愛国心

 

さらに奥に行くと

 

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旧市街。ここは風情があって歩いているだけで心地よい。

 

 

 

 

こんな感じで最初は良い感触のスコピエ

旧市街を抜けて裏側に回った途端

 

 

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魚眼だからわかりづらいけど

 

東南アジア感が戻ってまいりました

ゴミの放置、道路の舗装のレベルで言えばいままでの3カ国でワーストです

 

綺麗だったのは街の本当に中心部だけで、同じ都市とは思えない建物・インフラの格差。

 

謎な銅像の多さを考えてもそうだけど、この国の行政はどこに向かって都市開発してるんだろう。

 

楽しそうだからいいけど(小並感

 

 

一応観光所っぽいところも行ってみる

 

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モスク。誰もいなかったので入ってみた。

独特の甘い香りがしたんだけど、これは全モスク共通なのか?

 

 

最後に一番の観光名所・要塞

結構坂道登ったり下ったり時間をかけてたどり着いたんだけど

 

要塞に入る10秒前に、門が閉まった。

ほんと、10秒前。

 

あまりにもムゴかったから必死に門を叩いたけど、警備員、首振るよね〜

 

諦めて要塞の崖側に行ってみた。

 

見てください↓

 

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なんか、すごく日本を感じない?

静岡あたりの感じ

 

どうせなら日本の曲でも聴こうとRADを流し、この景色を眺める

 

「日本やん、、、」

 

 

まさかマケドニアノスタルジア感じるとは思わなかった。

旅って予測がつかないところがいいんですよね。

 

しかもこの後、今回の旅で初めての日本人に出会った。

さっきのサッカー情報教えてくださったのもこの方で、有給を使ってよくヨーロッパ戦を見に来ているらしい。そのまま一緒に夕飯食べた。

 

帰り道、入れなかった要塞の外側を歩く

 

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中心部はやっぱり綺麗、、、

って思ってたけど。

なんか違和感。

 

全体的に、安っぽいんだ!(ごめんマケドニア

 

よく見てみれば

さっき渡ってきた橋はブダペ○トのパクリ

2階建てのロンドンバス走ってるし

挙げ句の果てには堂々と凱旋門が!

 

ツボって自撮りしたからここには写真あげられないんだけど、中国といい勝負でパクリにパクってましたよ。

 

 

そして帰り道、暴風雨に直撃

一年ぶりの土砂降りを体感しながら、ホテルまでアホみたいに走って帰りましたとさ

 

翌日、セルビアコソボマケドニアの旧ユーゴを一緒に歩いた友達とお別れ。まだ留学先の授業が残っているらしい。

 

3カ国、だいぶハードな旅だっただろうけどよくぞ頑張ってくれました、、、笑

 

ということで少しの間、ひとり旅になります

 

 

 

 

 

スコピエ、20年後とかに行ったら

市民 <<< 銅像

ってなってそう。

 

 

以上マケドニアでした

次からは旧ユーゴから抜けます

 

 

Sota

 

聖地と憎悪③コソヴォ・グラチャニツァ

今回はコソヴォプリシュティナ編の続き。

前回のプリシュティナでは歩いているだけでも相当な政治思想を浴びたわけなんですけど、今回のグラチャニツァはその比じゃないです。

 

グラチャニツァはプリシュティナからバスに乗って30分くらい。それで料金はまさかの0.5ユーロ。物価の安さは旅を楽しくするよね

 

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日帰り余裕ゾーン

 

事前に行先を伝えておいたおかげで、二人とも爆睡の中「グラチャニツァだぞ~」と起こされる。

ここで降りるのは自分たちだけ。普通にここ付近の市民が使うバスで、自分たちがグラチャニツァで降りた時はまあ穏やかではなかったよね、みんなの目線

 

なので少し気を引き締めて

到着です

 

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暑そうだけどそんなに暑くない、謎の盆地

 

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綺麗ではない川が流れる、のんびりした街なんだけど

 

まさにこの街が、コソヴォセルビアの関係をややこしくしている一要因なんですね。

というのも、ここの街にあるグラチャニツァ修道院という施設がセルビア正教会の聖地的存在のひとつ。コソヴォ国内にはここを含め合計4つのコソボ中世建造物がある。

 

つまり、コソヴォ(特に今回のような中世建造物群)はセルビアにとって聖地そのもの

日本で言ったら京都が占領されて勝手に独立されるのと同じ状況ですね

 

そんな歴史がある街なので当然、

 

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セルビア系に投票呼びかけるよね~。*この日は国民選挙数日前

 

街中の選挙ポスターにはご丁寧にセルビア系候補者だけの番号を抜粋して堂々とポスター掲載していました。

 

っていうか標識も車のナンバーも、全部セルビア仕様だし。明らかにプリシュティナ市内とは空気が違う。

 

それにしても気が狂うほどの選挙ポスター。

これぐらい洗脳に洗脳を重ねていかないと360°アルバニア系に囲まれたこの土地のセルビア人はかき消される、てことなんだろうな

 

平和構築の大前提なんですけど、「紛争とは解決するものではなく、管理するものである」っていうのが身に染みてわかります。

 

これはやっぱり現地に行って初めて理解できたことだと思う。

キレイごとも理想主義も感情論も、現実の前では容赦なく玉砕

 

 

 

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わかりづらいけど、、セルビア国旗

 

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お墓だったかな確か

 

 

バス停から歩いて数分で修道院に着いた。

 

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外壁

 

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入口

 

修道院の中は写真撮影禁止。

スウェーデンの教会に何度も行ってた身としては、やっぱりこの正教会系統の修道院は別の宗教に見えるレベルで違う。

内装は、刺青入れました、みたいな感じ。びっしり描かれてる。

 

こぢんまりした修道院だけど、その歴史的経緯と現在の立ち位置から強烈な力を感じる

 

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外観

 

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有刺鉄線がまあ物騒

 

ここがセルビアコソヴォ不仲の一要因なのか、って思いながら見てるとやるせなくなってくるよね

 

 

帰り道、バス停がわからなくなって現地の人たちに聞くことにした。

 

相方「バス停どこですか?」

住人1「・・・(顔をそむける)」

 

なんだよこいつ。

 

文句も言っていられないので別の人に

相方「バス停どこですか?」

住人2「I don't know...」

 

なにこれ。

 

野宿寸前でも大丈夫だった相方もさすがにめげてた。

いや隣町なんだから知ってないわけないでしょ・・?

 

頑張ってもう一人、、

相方&自分「バス停どこですか?(キレ気味)」

住人3「あーバス停はね、、、」

 

やっと見つかった!しかも親切に道まで出て案内してくれそう!

と安心していたところへ、後ろの住人4から一声

 

 

「GIVE UP PRISTHINE」

 

 

結構破壊力のある言葉でした。

このフレーズが頭の中で何度もこだましながらグラチャニツァを離れるという後味最悪の日帰り旅になりました

 

 

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EU?どっちの味方?

 

相方とは、ただ「怖かったね」という感想で強制的にまとめた。

雰囲気はもしかしたら国境地域より悪いんじゃないかっていう感じ。

 

でも平和構築を学んでいる人には、是非行ってほしいと思いますね。

最近PKO派遣のことで議論になってるけど、他国での紛争を対岸の火事で片付けてほしくない。

日本ほど自国ファーストな国ってないんじゃないかなって最近思う。自覚が全然ないだけで。

自衛隊派遣の話になるたびに、憲法9条を掲げては「日本には武力行使以外の平和貢献の仕方がある!」なんて言って、全然現実的かつ具体的な方法は考えない。

それは、見殺し、と言います。

 

本当に紛争当事者側の立場から支援をしようと考えない限り、この自国ファーストの考え方は変わらないだろうね。

 

 

 

 

今回のコソヴォ旅は政治フィルターをかけて記事にしたけど、普通に観光としても見どころのある国なんじゃないかなーって思う。他の都市も行ってみたいね。

 

 

ということで、コソヴォ・グラチャニツァでした!

 

 

Sota

 

プリシュティナ

southernsverige.hatenablog.com

売人と右翼集団②コソヴォ・プリシュティナ

今回はベオグラードプリシュティナで入国したけど、逆ルートのプリシュティナベオグラードセルビア側から入国拒否を受ける可能性が高いのでおすすめしません。


セルビア側がそもそもコソヴォを国だと思っていないから入国出国の辻褄が合わなくなるってことですね。コソヴォを国として認めている周辺国に行っちゃえば大丈夫という訳です。

 

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国境で待たされます

 

というわけで、パスポート審査3回を経てコソヴォに入国しました。国境でだいぶ待たされるって聞いてたけど、今回は40分くらいで割とすんなり入れた。

 

バスを降りると何もない
この時深夜3時


こういった長距離バスに乗った後は「タクシー乗らないか?!」ていう声かけがあっていつもは無視してるんだけど、今回ばかりはタクシーしか手段がないから仕方なく乗り込んだ

 

結局ぼったくりもなくホテルに到着

なんだけど肝心のホテルが開いてない。。
24時間受付って書いてあったのにどういうことなんですかねえ

 

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辛いでしょこの感じ

 

しかもプリシュティナは盆地なので6月でも朝は7℃とかで北欧並みに寒い。友達は島唄聞いて耐えていた。

 

 

後で聞いてわかったんだけど、

①ここの管理人=ウィードのディーラー

②だいたい毎日ウィード吸って夜更かし

③夜明け前に寝る

 

 

いやいや

ばかやろう

失業率30%って考えたらこれは貴重なジョブだろうよ

 

朝の5時になってやっと管理人が起き、なんとか野宿せずに済んだ。

 

 

翌朝


今回はありがたいことに友達の知り合いのコソヴォ人の親戚さんが市内を案内してくださるということで、昼頃から彼らと散歩を開始

 

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ホテルから見える中心街の景色

 

昼でも長袖。心地よい。

 

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バルカンの喧噪感

 

写真から少しは伝わると思うけど、ヨーロッパっていうより東南アジア感。

排気ガスと声の大きい市民ってことね

 

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ガタガタ

 

おじさん達と長いこと話しながら散歩してたんだけど、やっぱり政治の話がほとんど。どれだけコソボ建国の経緯に正当性があるのか、なぜ私たちは西洋諸国と日本が大好きなのか、そんな話をしていたら「仕事があるから帰らねば」って言っておじさん達は帰っていきました。ありがとう。


ちなみに日本はコソヴォ建国後に教育支援をしていたから、愛日らしいです

 

昼はバルカンでおなじみのケバブ

うまーって食ってたんだけど、胃腸が壊滅的に弱いもんで案の定腹を下し、トイレへ。

紙、ありませんでした。。

 

まあ旅してたらこういうことってあるよね。。

治安が悪いとか人間がガサツだとか、そんなのはあんまり気にならないんだけど、トイレだけはしっかりしてもらわないとその国に対する評価が著しく下がるんですよ

 

 

結局事なきを得て、散歩を再開。

まず適当に見当たった博物館に入った。

でもここの博物館、展示物に一切の説明がない。

 

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つまり放置プレイ

 

「世の中に事実はなく、解釈のみが存在する」
ということです

ああ哲学

 


あとプリシュティナで有名なNEWBORNモニュメントにも

 

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あれ

 

NとWがぶっ倒れてた
これだと何が何だかわからない

 

この上の会場で結構大規模なブックフェアが開催されてて、唯一興味を持ったコソヴォの地図を買いました(1ユーロ)

 


それで、この近くに悪名高い

 

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ビルクリントン像が立っていました。

向かいの石碑にはとにかくありがとうありがとうと書かれていた。


こんなに堂々とされたらセルビアが黙ってはいないですよね

 

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これは許せる

 

町中の信号機にこういうステッカーが貼ってある。青信号は一番まともな部類で、赤信号とかには「セルビア製の商品はボイコットしろ」だの「セルビア人は殺せ」だの強烈な反セ感情がダダ漏れしてた。

 

 

最後に、こちらも悪名高いプリシュティナ大学の図書館

 

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その理由は見ての通りセンスのかけらもないデザイン

全体像はもっとひどい。レゴで作ったウニみたいな感じだった。

 

一応中も入ってみた

 

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はーいアメリカ

 

エントランスからアメリカ色が強すぎ。わざわざ一番目の通るところにアメリカルームですよ。感謝してもしきれないんですとばかりに。 

上層階言ったらNATOルームとかもあって油断がない。

 

ちなみに内装のデザイン、外装といい勝負でダサかった。。

 

 

 

 

この後バスに乗ってグラチャニツァっていう場所にも行ったんだけど、それは別記で

 

ホテルに帰る途中、さっきのセンター街で何か準備してるのを見かけた。

 

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お兄さんがカーペットをどるぅぅって敷いて俺の足にヒットした

 

なーんだろねこれ~なんて話てて、数時間後

 

 

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ハア?!

 

自己決定党っていう、極右政党の演説会でした。よく見ると掲げてる旗がアルバニア国旗なんですよね。コソヴォアイデンティティで最たるもの。

 

この日の翌々日が選挙日だったこともあって、集会に集まってた人たちはまじで殺気だってた。

友達と現場に潜ってみたんだけど、この国にこんな人間住んでたっけというレベルの人混みで大変だった。

 

とにかく衝撃が強すぎて終わりまで見てた。

 

 

 

 

以上、コソヴォプリシュティナの表層旅行記でした。この国はまじで住んでみなきゃ語る資格ないよ。ただ、現地に行く価値は大いにあり。

 

セルビアとの領土問題の根源となってるコソボ・グラチャニツァについての旅行記については次回。。

 

 

 

Sota

 

 

グラチャニツァ編

southernsverige.hatenablog.com

欧州V字の旅①セルビア・ベオグラード

スウェーデンからそのまま日本に帰るのはもったいないので一ヵ月弱ヨーロッパを回ってきた。

マイナー国も結構行ったので情報共有できればなと

 

ちなみに予算はトータルで5万円ほど(ヨーロッパ-日本間の航空券抜き)

5万?

よく考えたら普通の生活費と変わんない

奨学金もらってなかったらそもそも計画すらしてなかったと思うけど

これでも何とか死なずに帰ってきました

 

で、行った国はというと

 

スウェーデン(出発)→セルビアコソヴォマケドニアユーゴスラビアアルバニアギリシャ→イタリア&バチカン→スイス→フランス→イギリス(終点)

 

の10ヵ国。ヨーロッパ周遊って言ってるけど前半の国はマイナー過ぎて一般的にはアフリカあたりにあると思われてるでしょう

 

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 V字ルート

 

バルカン半島の国はだいたい1日1カ国、西洋諸国からはひとつの国4日くらいで回った。

まあ正直日数足りないけど学生はこんなもんでいいんです

 

備忘録として1カ国目から書いていきます

では

 

 

1カ国目セルビア

スウェーデンで「帰国のチケット取った?」て聞かれて「セルビア行きの取ったよ」て説明するの毎回面倒だった。クエスチョンマーク過多で返答に困るというね

バルカン半島に異常な興味を持っていた時期があって、その頃同じ大学の子と一緒にじゃバルカン行こう!と約束したので、今回のヨーロッパ周遊はバルカンからのスタート。

 

友達と空港で待ち合わせて市内までバスで向かう。バスは運転手に地図さして行先確認したほうがいいと思う。英語で質問したらセルビア語で返されたし、日本語で質問したらセルビア語で返された。ちなみにバス運賃はカード不可なので空港にある24h自動の両替機で300ディナール(=約324円)確保しておきましょう

 

市内には着いたものの、肝心のホテルが見つからない。色んな人に聞いたけどまず英語通じない人はいないしみんな親切に協力してくださる。

ひとりすごく親身に協力してくれたお兄ちゃんがいて、自分たちにいろいろ質問してきた。なんでセルビア来た?って質問も当然。スウェーデンで平和学専攻してて旧ユーゴ圏の国、特にセルビアコソボは今も対立が残ってるから現状を見に行ってみたいっていう理由で来た。

ていうのをそのお兄ちゃんにいったら

 

"Sorry you study in vain (それは勉強しても意味ないよ)"

 

と言われました。笑 ここの国にいたらそう思うのが普通だろう

 

結局深夜1時までふらふらしてホテルが見つかった。スウェーデンにはほとんどなかったんだけど、原因はヨーロッパ特有の極小インターホンてやつです。ビルの入り口にその棟のインターホンが密集してるんだけど、小さ過ぎて4回ぐらい通り過ぎて見逃してた。初日から野宿(ベルリンで体験済み)は今回なくてよかった。

 

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コミュニストモーニング

 

スウェーデンからいきなりセルビアに来たから、とにかくギャップが凄まじい。

国民性に関してはヨーロッパの国の中でこの二国が一番真逆なんじゃないかってくらい。昨日のフライトも乗客のほとんどがセルビア人で、飛行時間2時間強皆んなずっと喋ってた。ランディングで大喝采。これはスウェーデンではまずありえない感じ

 

翌朝、ベオグラード市内を歩きます

 

ホテルから人通りの多い方に進むと、よくわからんでっかい噴水がある。そこでずっと "Belgrade~ Ah Belgrade~" という音楽が流れてた。これが、セルビアコソヴォで嫌といいほど目にする愛国心の片鱗を初めて見た瞬間

 

初の正教会系の教会に行きます

その名も聖サワ大聖堂

名前がじわる

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スウェーデンの福音ルーテル派の教会とはほとんど別物。まずこんなに装飾ない。

 

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次にNATO空爆ビルに向かう

 

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割と人通りの多いところにありました

 

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どういった意図で残してるのか詳しくは知らないけど、自分が悪かったからこうなったと思ってたらすぐ撤去してるはず

 

ちなみにNATO軍がベオグラードを爆撃したのが正しい判断だったとは全然思えない

元々の攻撃理由からどんどんかけ離れて民間人まで巻き込んでいく流れはイラク戦争と似てる

セルビアの肩を持つわけじゃないけどセルビア100%の悪者にするのはNATO軍の間違い

 

自分の世代より上の人達はこの紛争を経験しているわけで、そう考えるとほんと最近に起きたことなんだなと

 

 

中心街に向かいます

 

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バルカンの程よい喧噪感

 

実はベオグラード、あのアテネ・ローマと並ぶヨーロッパの古都らしい。全然知られてないけど。

だから中心街に行くと歴史ある結構綺麗な街並み

 

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ここは東京でいう大田区あたりでしょうか

 

写真撮りすぎるのが嫌いだからあんま残ってないけど

結構歩いてて楽しい感じ

 

歩くの疲れたしとりあえずタバコ買おかということで、300ディナールで手に入れました。スウェーデンの1/3の値段。ちなみにクオリティはクソで3本に1本はカビのせいで煙が途中で止まります。寿命を縮めたい方は是非セルビアまで

 

 

最後にベオグラード一番の名所、要塞に

 

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まじかよ顔平たいよみたいな

 

バルカンはまじでアジア系がいないから通りすがりに結構ガン見される

 

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物騒なコントラスト

 

要塞の中には中世の拷問器具博物館もありました。行こうとしたら友達が拒否の顔をしていたので今回はパスです

 

景色もいいし

趣味の悪い展示物も多いのでおすすめです

 

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旧ユーゴ時代の名残 名付けて共産スター

 

ベオグラードはこの日一日だけの観光

だが

案の定時間が余ったので何かないか探し回る

 

ありました、セルビア歴史博物館。テキトーに入ってみる

第一次世界大戦の内容が多めで、個人的にインパクトを受けたのが

 

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これが本当のチル・アウト

 

この方

有名なアーティストらしくて、この博物館が全面バックアップしてフィーチャーしていました。むしろ歴史云々よりこの人の作品の方が多かったかも

 

作風は写真のとおりで、近未来的わけわかめなのが大半

奥のほうに行くとR指定みたいなものが大量にありました。性と暴力が混合している感じ。これを博物館がサポートってすげえ国だな。。

西洋とか東洋からは絶対生まれてこないような感性っていうか、ユーゴスラビア社会主義連邦を経験したからこそこの作風になったという雰囲気(形容できないけど)

 

今回の滞在で一番インパクトを受けた場所でした

 

 

 

夕方、コソヴォに向かうためのバス券を買いに行きます。 ベオグラードからプリシュティナ間が2020ディナール(=2184円)。悪くない。

 

バス売り場の目の前にある噂の売春婦公園にはラマダン中のムスリムが集まってた。ニーハオ!て。こんにちはな。

 

バスの時間まで川沿いでチルします。

 

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綺麗だった。

貧乏旅だけど金じゃないこういう時間が贅沢なんです

 

半酔いの状態でプリシュティナ行きのバスへ乗り込みます

このとき21:30。到着は朝の3:00というがっつり深夜バスです。

 

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乗客はほとんどアルバニア系(コソヴォ人) そして異様に浮く日本人ふたり

 

いよいよコソヴォへ、、、

 

 

 

 

Sota